平成28酒造年度「全国新酒鑑評会」金賞！この米での受賞に意味がある
2016年12月16日、国税庁より酒類の地理的表示、GI「山形」の指定を受けた山形県酒造組合。その象徴となるのがこの、山形県オリジナルの大吟醸用酒造好適米として開発、2016年に正式に種苗登録された『雪女神』
竹の露酒造場では実証栽培でまだ「山形酒104号」と呼ばれていた段階から試験醸造を行ってきました。
鑑評会でも賞を総なめにするなど、酒米として圧倒的な知名度と評価を誇り、全国で栽培されている「山田錦」。山形県も例外でなく、特に大吟醸においてはこの地域外産まれの米に依存状態にありましたが、そこから脱却すべく開発されたのが『雪女神』です。
山形県の「出羽の里」を父に、宮城県の「蔵の華」を母に掛け合わせた品種で、大粒でも心白まで深く削っても割れにくく、素たんぱくが少ないために雑身のない味に仕上がるのが特徴です。
それを最大限に引き出すのが、月山深層水をくみ上げた仕込み水と一升盛麹蓋法で作られる麹。これら全てが揃うことで、清らかで透明感がありながらしっかりとした旨味を湛えた『はくろすいしゅ 雪女神』が産まれます。
そしてこれらの要素が全て出羽三山の神の恵みであるという事実。それこそが、この酒が「米・人・水・神 100％地護酒」を掲げる竹の露の象徴となる所以です。
※お酒は２０歳になってから…「未成年者への酒類の販売は固くお断りしています。」
飲酒は20歳になってから
20歳未満の方への酒類の販売は行いません
この商品に関するご質問、お問い合わせはこちらから
| 賞味期限 | |
|---|---|
| 保存方法 | 冷蔵 |
| 販売情報 | 販売終了 |
東北の霊場として名高い出羽三山の中の羽黒山。その麓で1858年に創業した「竹の露酒造」。地賛地匠を掲げ、この地の恵みと脈々と受け継がれて来た伝統を存分に活かした日本酒を造ります。
同時に、最新技術を巧みに融合する他、昨今の外国での日本酒ブームのはるか昔から、地酒としての日本酒の輸出を日本で初めて実現し、さらに「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2015」で定番の特選純米、純米吟醸、純米大吟醸が揃って金賞を受賞するなど、モダンの旗手でもあるのです。
【米にこだわる】
原料米は、蔵元製造責任者、杜氏、蔵人をはじめ、羽黒酒米研究部会員の方々により供給される、庄内の在来酒米のみを使用。
生産者と直結しているからこそ一仕込単位に生産者の顔が見え、そして仕込み水と源を同じにする水で育った米だからこそ、仕上がる酒は自然な美しさを表現できるのです。
【水にこだわる】
仕込水には蔵の敷地内、地下300mの石英質砂礫地層から湧出する天然弱アルカリ・完全無菌・超軟水「出羽三山深層水」を活性のあるままに100％使用。
言葉にすると簡単ですが、酒造りに最適な水を求める一念で300mも掘るというのがどれほどのコストと年月、苦労を要するか、想像を絶するものがあります。
【伝承される人の技】
竹の露が必要とする麹は全量一升盛の麹蓋法により生み出されます。
各過程をクリアした蒸米は、製麹室に運ばれ、引き込みから床もみ・切返し・盛り・仲仕事・仕舞仕事・積替え・出麹まで二昼夜半、約60時間前後をかけて、「麹蓋」と呼ばれる小箱で一升ずつ製麹します。
蓋の操作で麹から蒸散する熱と水分を効率よく調整することができ、これにより竹の露の「旨味があるのにキレも良い」という個性が造られるのです。
竹の露ではこうした技術が次々と受け継がれ、14名の蔵人全員がこの技法をこなします。
蔵人のチームワークに基づく強力な力価を持つ麹だけが「完全発酵」を実現し、個性的な「芳醇辛口」の味わいを支えます。
