77%という低い精米歩合でありながら、全くといっていいほど雑味のない、そしてその低精白ゆえに圧倒的なコストパフォーマンスを実現する、文字通り奇跡のようなお酒『ミラクル』。実はその秘密は「出羽の里」という米の品種にあります。
出羽の里は心白が大きく、60%ほどにまで削るとこれが露出し、洗米時に割れが発生してしまいます。だから逆に、吟醸酒がそもそも作れないお米なのですが、その限界を探りながら66%精米にチャレンジしたのがこの「出羽の里66」。呑み切りにおいても良好な熟成評価を得たことで、この度『ひやおろし』として蔵出しされることになりました。
米を食むような旨味の豊かさは出羽の里ならでは。それがゆったりと滑らかに広がり、そして綺麗に切れてゆきます。その余韻の心地よさは、やはり『ひやおろし』なればこそです。
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保存方法 | 冷蔵 |
販売情報 | 販売終了 |
東北の霊場として名高い出羽三山の中の羽黒山。その麓で1858年に創業した「竹の露酒造」。地賛地匠を掲げ、この地の恵みと脈々と受け継がれて来た伝統を存分に活かした日本酒を造ります。
同時に、最新技術を巧みに融合する他、昨今の外国での日本酒ブームのはるか昔から、地酒としての日本酒の輸出を日本で初めて実現し、さらに「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2015」で定番の特選純米、純米吟醸、純米大吟醸が揃って金賞を受賞するなど、モダンの旗手でもあるのです。
【米にこだわる】
原料米は、蔵元製造責任者、杜氏、蔵人をはじめ、羽黒酒米研究部会員の方々により供給される、庄内の在来酒米のみを使用。
生産者と直結しているからこそ一仕込単位に生産者の顔が見え、そして仕込み水と源を同じにする水で育った米だからこそ、仕上がる酒は自然な美しさを表現できるのです。
【水にこだわる】
仕込水には蔵の敷地内、地下300mの石英質砂礫地層から湧出する天然弱アルカリ・完全無菌・超軟水「出羽三山深層水」を活性のあるままに100%使用。
言葉にすると簡単ですが、酒造りに最適な水を求める一念で300mも掘るというのがどれほどのコストと年月、苦労を要するか、想像を絶するものがあります。
【伝承される人の技】
竹の露が必要とする麹は全量一升盛の麹蓋法により生み出されます。
各過程をクリアした蒸米は、製麹室に運ばれ、引き込みから床もみ・切返し・盛り・仲仕事・仕舞仕事・積替え・出麹まで二昼夜半、約60時間前後をかけて、「麹蓋」と呼ばれる小箱で一升ずつ製麹します。
蓋の操作で麹から蒸散する熱と水分を効率よく調整することができ、これにより竹の露の「旨味があるのにキレも良い」という個性が造られるのです。
竹の露ではこうした技術が次々と受け継がれ、14名の蔵人全員がこの技法をこなします。
蔵人のチームワークに基づく強力な力価を持つ麹だけが「完全発酵」を実現し、個性的な「芳醇辛口」の味わいを支えます。