名人・高橋さんが作る究極の1本
『初代いぶりんピック最優秀賞受賞 高橋篤子氏のいぶりがっこ』
いぶりがっこ発祥の地といわれる秋田県横手市山内地域では、いぶりがっこの製造技術の研鑽を目的として「いぶりんピック」というコンテストが開催されています。山内地域では自家消費分だけを製造している家を併せると100軒以上でいぶりがっこを製造しており、その中から最優秀賞に選ばれたのが高橋篤子氏です。
尚、いぶりんピック最優秀賞者には、金メダルならぬ「金ダル(秋田杉の漬物樽)」が授与されます。
※1枚目の画像は、1本を半分に切り、断面を写したものです。
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賞味期限 | 約3ヶ月間 |
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保存方法 | 冷蔵 |
出荷期間 | '20/1/6 ~ '20/12/19 |
販売情報 | 販売期間:'19/12/23 00:00 ~ '20/12/14 10:00 販売終了 |
『いぶりがっこ』は、秋田県横手市山内地域に伝わるいぶり漬のことで漬物の一種です。その呼び名は、燻した(いぶり)漬物(がっこ)という意味で、がっこは秋田の方言ですが、「雅に香る」からなっています。
大根を天井に吊るし、火のついた薪燻製にしてから、主に米糠と塩で漬けこんだもので、燻製にする点を除けば沢庵漬けとよく似ています。
燻煙するため表面は茶褐色(きつね色)になるのが外見上の特徴で、味も燻製の香りがついた独特なものになります。
山内地域では秋から冬にかけ、風が弱く、みぞれや雪の日が多いことから、秋に採れた大根を天日や風に晒して水分を抜くのが難しかったために、囲炉裏の上に大根を吊して囲炉裏火の熱で干したのがはじまりといわれていますが、その起源は明かではありません。
【高橋篤子氏のいぶりがっこ】
いぶりがっこは燻す行程が最も難儀ですが、その工程の前にも収穫から、大根を縄で編む作業まで大変な重労働を強いられています。
その後燻しに入りますが、香りの良い桜、りんご、ミズナラの木で、煙がよく出るように炎はできるだけ小さくし、干し上がるまで昼夜を問わず焚き続けます。夜中に何度か起きて火の状態を見る必要があり、また、火加減は調整できない為に、大根の位置を入れ替えて乾燥具合の調整も行います。そしてその作業は5日ほど続きます。
燻しが終わると、塩や糠と併せて杉の樽に漬けこまれ、50日ほどかけてようやく完成します。
元はといえば普通の大根です。それを、これだけの手間と時間を掛けて作る「いぶりがっこ」は、常識で考えれば商業ベースではまずありえません。
食べる人にだけわかる、高橋氏の気持ちのこもった贅沢な品です。