西遊記にも登場！入手困難な幻の桃
※色づきがまだ青いので、果肉も少し硬めです。お手元で追熟してお召し上がりください。
生産者が少ないため一般流通が限られる、幻の桃「蟠桃（ばんとう）」です。
「座禅桃」「平桃（ぴんたお）」とも呼ばれている中国原産の原種に近い桃で、その歴史は古く、西遊記や中国神話にも登場しています。日本では生産量が非常に少なく、市場でもなかなか見ることがありません。
形は歪ですが、薄い皮は手で簡単に剥け、種離れもよく綺麗に食べる事が出来ます。果肉は水っぽくなく、それでいて柔らか。濃厚でありながら甘味酸味のバランスが良い上品な味わいです。
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| 賞味期限 | |
|---|---|
| 消費期限 | 目安として発送から3〜5日 |
| 保存方法 | 冷蔵便でお送りしますが、届いたら静しい室内で追熟をさせてください。 そのままでも歯ごたえのある独特の果肉感が楽しめます。 |
| 販売情報 | 販売終了 |
桃は、日本神話でも不老不死や邪気を払う神聖な果物として珍重されてきました。
中国でも同様で、仙人が住むとされる崑崙山や蓬莱山には、たわわに桃の実がなる桃源郷があり、そこで成る果実が蟠桃と言われております。
崑崙山には、仙人の女王である西王母がおり、その西王母が大切にしている不老長寿をもたらす果実が蟠桃であったとされております。
蟠桃は、数千年に一度熟すそうで、そのときは神様たちを集めて、蟠桃会という宴を催したそうです。
中国では現在、毎年、西王母の聖誕祭（誕生日を祝う会）を長寿と富貴を象徴する蟠桃会として祝います。
その日は3月3日、桃の節句です。かの西遊記では、あばれ者の孫悟空がこの蟠桃を盗み食べてしまい、その為孫悟空は不老不死になったとされています。
この桃には何度も感動させられます。
この桃 先ずは形で驚きます。ぐちゃっと座布団のように潰れた形が異様にすら見えます。
次はこの桃の由来に好奇心が湧き上がります。西遊記を読んだことがある方は覚えているかと思います。孫悟空と猪八戒が禁断の桃を食べて、不老長寿になる話です。その桃が、まさにこの蟠桃だという話にはかなり惹かれます。
皮は薄く手ですっとむけます。種離れもよく、意外にきれいに食べることができます。果肉は柔らかですが、それほど水っぽくはなく、歯ごたえ的には濃厚です。最近の非常にジューシーな桃と比べると水分は少ないですが、ちょうど良い食感です。甘さも酸味もあり、かなり美味な桃です。かすかな苦味があるようで、それも味を締めています。
昔から、桃を食すと長生きすると伝えられていますが、蟠桃こそ百薬の長では？と思わせる不思議な形と味です。高級青果店では１個１０００円以上で売られているようです。それでも、マニアが購入していくそうです。味と見た目はともかく、ストーリーと話題性で高得点をマークする桃です。贈り物にしても、相手先はきっと驚くこと間違いなしです。
萩原 章史
