静岡県御前崎産『遠州地鶏一黒しゃも正肉半身（むね、もも、ささみ）』各1×2P 計約1.1kg ※冷凍

「一黒しゃも」を育てるのは
たった一人の男性

遠州灘に面した御前崎市の温暖な気候をいかした養鶏場「鳥工房かわもり」 ブロイラーと明らかに異なる「しゃも」に魅了された代表の河守康博さんは、15年以上前から たった一人で「一黒しゃも」を飼育しています。

「一黒しゃも」の由来は、日本固有の“黒しゃも” 雄鶏・雌鶏ともメラニン（黒）色系の強いもの同士を交配した鶏です。

地鶏の飼育期間は75日以上という規定がある中で、一黒しゃもは約160日と長い期間をかけて育ちます。

水分が少なく締りがあり、鶏肉の筋繊維が細かいです。 臭みもなく、適度な弾力と程よい歯ごたえを保ちながらも、柔らかな食感が楽しめます。

御前崎産飼料米を主原料とした
特製飼料で飼育

「一黒しゃも」の飼育に関して、河守さんは熱いこだわりを持ちます。

農業と畜産業の循環型農業を目指し、辿り着いた飼料は 地元御前崎産の飼料用米を主原料とする自家配合飼料です。 鰹節削り粉、海草粉末、米ぬか発酵物を配合し、添加物は不使用。 地元生産者の協力もあり、誰にも真似できません。

安心安全であることはもちろん、鶏肉独特の臭みもなく、旨みの強い肉に仕上がります。

徹底した飼育環境
運動量までコントロール

飼育環境にも徹底的にこだわります。

高さ1メートルの高床スノコ式を取り入れ、飼育密度は1坪12〜14羽。 ゆとりある環境の中育てることで土の中にいる有害な微生物を食べる危険もなく、 しゃものストレスを軽減させます。

さらに運動量までコントロール。 適度に制限することで、弾力のある噛みごたえの良い肉質が実現するのです。

焼きで、鍋で、半身ごとに
味わい尽くす

もも、むね、ささみそれぞれ異なる食感と味を楽しめます。 おススメは「焼き」そして「鍋」、凝縮した旨みと歯ごたえに舌鼓を打たずにはいられません。

「焼き」
通常の鶏肉は火を通すと水っぽくなってしまいがちですが、一黒しゃもはドリップが出にくく加熱しても肉に締まりがあります。 皮面はカリっと焼き上げ、まずはシンプルに塩で召し上がってください。 力強い食感のあとから溢れ出すコクを堪能してください。

「鍋」
むね肉ともも肉の他、軍鶏団子（つみれ）を作り、入れるのもお勧めです。 あっさりしながらも旨みの強いスープが、フワフワの団子や具材に染みこみます。 鶏ならではの歯ごたえと染み出るコク深い味わいに、思わずうなってしまうこと間違い無しです。

旨みを逃がさない
冷凍真空パックでお届けします

「一黒しゃも」は飼育から出荷まで、衛生環境には徹底的に配慮しています。

出荷に適した時期になると、加工の委託先である静岡県成鶏加工組合にて獣医立ち会いのもと、 旨みを逃がさない冷凍真空パックに加工されます。 半身正肉ごとパックしてお届けしますので使いやすく、部位ごとの違いを最大限に味わえます。

文：田賀