黒毛和牛から厳選した
小腸の「モツ鍋」

全国の食肉センターと連携し地方で入荷したモツであればそのまま近くの工場で24時間以内に加工し、鮮度そのままに急速冷凍をしています。脂以外のところが赤みがかっているのは鮮度の良さの証。

また、一般的な国産のもつ鍋は国産牛（黒毛和牛や交雑種、ホルスタインも含む）での流通が多い中、黒毛和牛だけを厳選。一切れあたりの大きさや脂付きが全く違い、煮込まれた後も食べ応えがあります。

煮込んでいくと、小腸らしく脂がぷりっと膨れてきます。黒毛和牛は脂付きや弾力が国産牛に比べて一段と良いため、一切れあたりの食べ応えが良いです。

試食をしたスタッフからは、脂がサラサラとしていてくどさはなく、鍋が冷めた時に脂がすぐに白く固まることがなかったため、融点が低くて上質な脂という事がすぐに分かったとの声が。

冷凍のモツは、20〜30分ほど流水で流すと解凍ができます。特製の鍋スープを水600mlで希釈し火にかけたら、お好みの野菜ともつを入れ、お好みで鷹の爪やにんにくチップを乗せて煮込んでください。

特製スープは醤油ベースでにんにくの利いた味わいです。スープを希釈する際にはお好みの塩加減に合わせて水の量を増やしたり減らしたりすると良いです。お野菜はキャベツ、にらがおすすめで、キャベツは半玉ほどあっという間に食べられてしまいます。モツから出てくる脂の旨味で野菜も美味しく煮込まれます。

文・食文化 田中利佳