サメの水揚げ量日本一
気仙沼 泰興商事が新たなサメの価値を見出す!
サメの機能性食品
気仙沼シャークウィンナー
meZAme
宮城県気仙沼は、年間10,244トン(令和4年)もの実績を誇る、日本一のサメの水揚げ地です。
全国的には、はんぺんやすり身などの原料に使われることが多いサメですが、気仙沼では刺身でも食 べられる鮮度感で身近に購入することができます。
(例えば心臓は「もうかの星」と呼ばれ、レバ刺しのような味わいで珍重されています。 )
気仙沼で水産加工を営む泰興商事は、サメの機能性や栄養にフォーカスし、新たなサメの価値を作ろうと商品開発を行いました。
サメの扱いに長ける町 気仙沼
サメの利用は江戸期まで遡ります。当時、中国でサメのヒレが高級料理に使われる事を知った輸出業者が、この地域の刺し網漁にかかるサメに目を付けます。ヒレの輸出と共に身の加工技術も磨かれていき、サメ肉を使ったちくわやかまぼこの製造が盛んになります。 気仙沼の練り製品が水産業者の中で人気になると、今度は他の地域からもサメ肉が運ばれてくるようになっていきました。こうして日本中で「気仙沼ではサメが高く売れる」と評判になっていきます。サメの処理の仕方、おいしい食べる調理法は研鑽され、現在ではサメ料理をつかった町おこしも行われています。
まぐろ延縄漁の副産物を有効活用
気仙沼全体の魚の水揚げ量は、2022年で約4.7トン。2010年は約10トンありましたが、東日本大震災などの影響から、現在は半数未満に落ち込んでいます。少しでも、水揚げされるものを有効活用できるように、このシャークウィンナーには、まぐろの延縄漁の網に一緒にかかるサメ(副産物)を使用しています。 開発担当の泰興商事の真白さん(写真左)は、「海の恵みを余すことなく使いたいという想いがこもっています。この商品を通して、気仙沼に興味を持ってもらえたら嬉しい。」と話します。
高タンパク・低カロリーのアスリート食!
魚の中でも特に高タンパクであるサメ。このシャークウィンナーには、100gあたり14.6gのたんぱく質が含まれています。 一般的な魚肉ソーセージと比べても含有量が多く、手軽にたんぱく質を摂取できます。しかも脂質は不飽和脂肪酸を含んでおり、炭水化物はまったく含まれていません。 まさに理想的な栄養バランスです。栄養管理のために、1日1本など、日々の食事に取り入れたい食品です。
常温保存だから持ち運び楽ちん
味はプレーンとあみえびの2種類
スパイスが効いたプレーン
白胡椒、オレガノ、バジルのスパイスを使っています。サメの臭さは無く、食べやすい味わいです。
海老の風味が豊かなあみえび味
三陸産のオキアミを混ぜて作っています。海老の旨みが加わり風味が豊かです。
日常の食に取り入れやすいように運動後や会社のお昼休憩用に、バックに入れて持ち運びしやすいです。アレンジ料理としてサラダやチャーハンでも美味しくいただけます。