≪2020年7月31日追記≫
ほおずき・朝顔、販売結果のご報告
いつもご愛顧いただきありがとうございます。
「ほおずき市・朝顔祭り中止に伴う応援販売」ですが
おかげさまで
●ほおずき:7915鉢
●朝顔:2678鉢
を出荷いたしました。
多大なご支援を本当にありがとうございます。
すべて廃棄するしかないかと思っていた生産者さんも
これほどの応援がいただけたことに感動しております。
関わっていただいたすべての皆様に心から感謝を申し上げます。
浅草ほおずき市等の中止に伴い行き先を失ったほおずきを販売します
ロスフラワー削減-農林水産省 販売促進事業 特別企画
ほおずき市中止の報を受け
緊急企画です

東京浅草の浅草寺、夏の風物詩「ほおずき市」
明和年間に起源があるといわれ実に250年の歴史を持つ、現存する最古の植物市です。
毎年7月の観音様の縁日である「四万六千日(しまんろくせんにち)」に開かれます。
この日に参拝すると四万六千日分の御利益があるといわれています。
江戸では幾度となく疫病の流行があり、当時漢方薬としても珍重されていたほおずきは
「健康祈願」「病魔退散」の象徴的な植物でした。
伝統ある祭りの中止




写真は昭和後期の浅草ほおずき市の風景。(三和園芸さん提供)
今でも100軒以上のほおずき屋台が軒を連ね、日本の夏を彩ってきました。
そんな伝統ある祭りが新型コロナの影響で中止となりました。
感染拡大防止のためとはいえ、関係者はこの決定に肩を落としています。
中でも落胆を隠せないのが三和園芸の鈴木さんです。
日本でもトップクラスの栽培数
25,000鉢のほおずきが行き先を失っています

50年前には60軒以上の農家がほおずき市へ納めていましたが今では5〜6軒にまで減っているといいます。
その数少ないほおずき栽培農家の中でトップクラスの生産量を誇るのが、
茨城県古河市 鈴木隆さんの三和園芸。
一面のほおずきが間もなく色づき、出荷を待つのみとなっています。
実に25,000鉢がここにあります。
ほおずきを作り続けて50年
鈴木さんも初めての事態

「本当にありがたい。大切に育ててきたのにどうしようって思っていたんです。」
50年前に家族4人で始めたほおずき栽培。
鈴木さんの作るほおずきは形が良く色が綺麗と評判となり、全盛期にはほおずき市へ10万鉢を納めたそうです。
水をたっぷり吸う植物で、じょうろで水やりをしていた当時は端から端まで終わる頃に最初のところがしおれてしまい、それならばと消防ポンプのような散水ホースを使うなど工夫をしてきたといいます。
今では自動潅水システムでコンピューター制御ですが、多い日には20トンの水を必要とします。
「自然の雨が一番良い。」
そう話す鈴木さん。ちょうどこの日は梅雨の晴れ間とあって青々としたほおずきが元気に葉を開いていました。
「中止の報を聞いたときは本当に悲しかった。ほおずきをこのまま廃棄にはしたくないんです。」
家族で営むほおずき栽培

「こんな機会があると知れてよかった。
夏の彩り、そして健康祈願にもぜひご自宅にほおずきを置いてください。」
親子で2代で営む三和園芸、生まれたばかりのお孫さんの代にも伝統あるほおずきづくりが続きますように…
そんな願いを込めて、豊洲市場ドットコムも協力いたします。
今回農林水産省のインターネット販売促進事業により、
皆様に【送料無料】で手間暇をかけたほおずきをお届けいたします。
届いたら直射日光の当たらないなるべく明るい風通しのいい場所に置いて、
朝夕にたっぷり水をあげれば8月くらいまでは十分楽しめます。
うまく管理すると10月くらいまで元気な姿を見せてくれます。
その後は大きめの鉢や庭に移植すると、毎年楽しめます。
ほおずきだけでなく「朝顔」も販売します。

入谷鬼子母神で毎年7月に開かれていた江戸後期発祥の
「入谷朝顔まつり」もコロナ禍により中止が決まりました。
朝顔は江戸時代ブームになった植物で、戦がなくなった武士が有り余る時間を活用し、
品種改良まで手掛け美しさを競い合っていました。
それらを披露し販売する「朝顔市」が各地で開かれていました。
現代でも「入谷朝顔まつり」は全国最大規模。
東京が受け継いできた伝統ある市の中止を受けて、
入谷朝顔まつり等に向けて作っていた『日本朝顔』も応援をいたします。
茨城県の三和園芸さんと東京都の三沢園さんが作ります。




この夏、皆様のお手元で楽しんで下さい。