「東御の地を訪れ、
人生が変わってしまった」
            
                東御の地と葡萄に魅せられた
                菰田央
            
        
            長野県東御の「東御こもだ果樹園」代表の菰田(こもだ)央さん。
            ぶどう栽培を続け、2025年で就農から10年目になります。
            
            その菰田さんは、「東御のぶどうで人生が変わってしまった」と言います。
            
            もともとワイン好きだった菰田さんは、東御のワイナリーを訪れ、広い青空と自然豊かな環境に心を奪われました。
            それまでの、ITエンジニアとしてのキャリアを捨て、東京から長野に移住。そうしてすぐに、東御の「種あり巨峰」に出会います。
            「何で今までこんなうまいものを知らなかったんだ!」と悔しくなるほどの衝撃、そして「この味をもっと沢山の人に伝えたい。」という思いから、ぶどう栽培の道に進み、3年の修行期間を経て、就農しました。
        
60年以上の歴史を持つ
巨峰の産地「東御地区」

            長野県東御地区は、昭和36年に巨峰の栽培が開始され、昭和38年には当時の天皇陛下も視察に訪れた由緒ある葡萄産地です。
            
            東御市の標高は、500〜1,000メートル、盆地性の気候によって、寒暖差が大きく、日照時間が長いため高糖度の葡萄が育まれます。
            さらに、西側から乾いた風が常に吹き、雨が降っても枝や葉についた水分が短時間で乾くため、病原菌も発生しにくい、まさに葡萄栽培に最適な地域です。
            
            また、高い技術が必要とされる「種あり巨峰」の生産者が多く、その技術は若い生産者へと伝えられています。
        
東御の自然を生かす
自然循環栽培法

            東御の自然を愛する菰田さん。
            その栽培方法にもその愛が溢れています。
            
            化学肥料を一切使わず、微生物が豊かな土壌をつくります。化学肥料を使えば、樹にたくさんの養分を送ることができるのですが、樹の健康を保つためには、酸素と水が必要で肥料では作ることができません。土の中の微生物が活発になることで、酸素と水が豊富な土壌になるのです。
            
            土やそこに住む微生物、その生態系全てを大切にしながら、理想の葡萄をつくりあげます。
        
農薬50%減、化学肥料は
不使用で栽培される
完熟巨峰

            こもだ果樹園は「信州の環境にやさしい農産物認証」を取得しました。
            
            この認証は農薬50%以下、化学肥料50%以下で栽培している団体に許可されています。驚くべきは、化学肥料50%以下に留まらず、不使用で栽培されている点です。
            
            病気、さらに虫害や獣害などの天敵による食害は栽培するうえでの最大の悩みです。
            しかし、「多くの人に安心して食べてもらいたい」という信念から菰田さんは農薬等を最低限の使用にとどめ、人にやさしい葡萄づくりを目指しています。
        
完熟だから甘さがちがう

            「東御ぶどうの美味しさを多くの人に知ってほしい」、菰田さんの思いはシンプルです。
            だからこそ、最もおいしい完熟を見極め収穫し、新鮮なうちに発送します。
            
            その甘さの違いを味わってください。
        







      



