この道40年 熊谷利幸さんの
赤土育ちの
大玉洋梨 ル・レクチェ

香り高く上質な甘さ、
そして果肉の厚い
洋梨ル・レクチェです
ル・レクチェは洋梨全体の1割程度しか生産量の無い希少品種で、そのほとんどが新潟県で栽培されています。
(令和4年産特産果樹生産動態等調査より)
洋梨の代表品種ラ・フランスとはまた違った芳香を持ち、なめらかな果肉の食感と上質な味わいを楽しむことができます。
そんな新潟県が誇る特別な果実の中でも、特に腕利きと名高い熊谷利幸さんが作る、大玉ル・レクチェをご紹介します。
新潟市手代山の熊谷利幸さんは
ル・レクチェ歴40年の
大ベテラン

熊谷さんがル・レクチェの栽培を始めたのは1985年ごろ。実に40年にわたり取り組み続ける大ベテランです。
特に大玉に育てることを得意とし、他の生産者が小玉の年でも安定的に大玉を作り出します。
土を活かし、気候を活かし、作り上げるル・レクチェは特に高い評価を受けており、県の品評会では7度もの入賞を誇ります
「ル·レクチェ」
果樹品評会受賞歴
(新潟県果樹振興協会主催)
- 令和六年度 優秀賞受賞
- 令和四年度 優良賞受賞
- 令和一年度 優秀賞受賞
- 平成三十年度 優秀賞受賞
- 平成二十三年度 優秀賞受賞
- 平成十八年度 優良賞受賞
- 平成十五年度 優秀賞受賞
その美味しさの秘密は、県内では珍しい赤土の栄養と、自然の生態系を活かした草生栽培です。
難しい赤土で味を高める

熊谷農園では新潟園内でも珍しい、赤土育ちのル・レクチェを送り出します。赤土とは鉄分などのミネラルを多く含んだ、栄養豊富な土ですが、水はけが悪く土質が硬くなりやすく、果実栽培には好まれない土壌です。
しかし、腕のある農家はこの赤土をうまくコントロールすることで、一般的な土で栽培されたものとは一線を画す、美味な果実を生み出します。
熊谷農園も恵まれた赤土を最大限活用した、特別な栽培を行っています。
土の中に生態系を作る、
草生栽培

熊谷さんは樹の間を広くとることで、雑草をしっかりと生えさせた栽培をしています。その分、収穫量は少なくなりますが、土の中に土壌微生物が棲みつき、赤土の栄養をル・レクチェが吸収しやすい形に変えてくれます。
まあ、雨が降っても雑草の光合成により土の水分が蒸散するため、水はけの悪さを解消。
こうして難しい赤土をコントロールしているのです。
さらに、選定した枝なども細かくして土に加えます。微生物が分解し再びル・レクチェの栄養になるのです。
草生栽培により土の中に循環する環境を整えることで、他では難しい赤土でのル・レクチェ作りを可能にしているのです。
大玉に限定してお届けします

一般的には300g級が中心のル・レクチェですが、熊谷農園では400gを超える大玉が生み出されます。当店では、熊谷さん自慢の大玉に限定してお届けいたします。
大玉も小玉も芯の範囲はほとんど変わらないので、厚みのある果肉が楽しめます。
熊谷さんが実現する滑らかな果肉は、肉厚な大玉で味わってその真価が伝わります。
ぜひお召し上がりください。
文:八尾昌輝
写真:八木澤芳彦・八尾昌輝











