猛烈なしびれと辛さ！
脳天から汗が噴き出る四川の味

楊さんの激辛担担麺ダンダンミェーン
〜中国家庭料理楊池袋〜

すべてが強烈です。

見るからに辛そうな色。強烈な香りの汁なし担担麺です。かつて四川ではお店ではなく担いで売り歩いたという麺料理です。
楊さんの担担麺は、だんだんと食べ進めていくうちに唐辛子と山椒の刺激にやられます。が、その中にはコクと旨味も感じます。これぞ中国・四川の味です。
店舗では常連さん専用という、辛さとしびれを通常の２倍にした激辛バージョンを送ってもらえることになりました。

四川省出身の楊ヤンさんです。

楊さんのこだわりは四川の味をそのまま表現することです。
「うちの料理はよく激辛と言われますが、四川ならではの麻（マー）と辣（ラー）のバランスを大切にしています。」と楊さん。楊さんの料理は、ただ辛い、ただしびれる、だけではなく、しっかりと旨味を感じます。この味わいに惚れ込んで通い続けるお客さんが多く、「中国家庭料理楊」を始めて25年以上です。十条に1号店、池袋に2号店と3号店があります。

これが“麻辣(マーラー)”の
源です。

楊さんの料理に大活躍するオリジナルの激辛ミックススパイスは、花椒（山椒）と唐辛子に加えて、胡椒もガツンと効かせてあります。花椒のしびれ、唐辛子の辛さ、胡椒の刺激で、口の中はビリビリ、ジンジンと痺れます。

自家製ラー油が風味の源です。

楊さんの自家製ラー油は、油に長ねぎ、玉ねぎ、生姜、ニンニクなどの香味野菜の香りを丁寧に移してから熱々に熱し、中国産の赤唐辛子に注いでつくっています。辛さだけではない風味のいいラー油なのです。野菜をたっぷりと使うことで、担担麺にもその香りを感じます。

豆板醤で炒めた豚肉も
入ります。

オリジナルのスパイスとラー油にゴマダレなどをブレンドした担担麺のタレには、豆板醤で炒めた豚ひき肉も入ります。豆板醤は10年熟成と4〜5年熟成の2種類をブレンドしています。そうすることで、辛さとコクが良い塩梅になるのです。

もっちりとした太麺も
魅力です。

食べる際は、タレと麺をよく混ぜ合わせるのが四川式です。
楊さんの担担麺はあえて「太めの乾麺」を使用しています。四川では昔、生麺を保存しておくすべがなかったため、つくった麺を乾燥させて使っていたそうです。それに近い味を再現したいと思い、いろいろな乾麺を食べ比べて探し回ったと楊さんは言います。
この麺はかん水不使用。もっちりとした食感です。