佐渡島 朱鷺(とき)と暮らす
むぎとお米と柿農家
伝右ェ門

新潟県の離島「佐渡島」でこだわりの農作物を生み出す農家『むぎとお米と柿農家伝右ェ門(でんねむ)』をご紹介します。手間暇をかけ、環境負荷を軽減し、格段に美味しい作物を生み出します。
愛情いっぱいに育てられた作物は、見た目も美しく特別な美味しさです。
朱鷺(とき)と共に暮らし、生物多様性を大切に育む、佐渡島の環境を活かした美しく美味しい米作り・健康を想ったもち麦への取り組み・伝統的な製法の柿といった、特別な作物をお届けします。
生産者の「伝右ェ門」
伊豆野 義昭さんです

自然豊かな新潟県佐渡島で代々農業を営む伊豆野 義昭さん。「楽しく健康に働きながら、私なりの安心安全な農作物をお届けしたい。」そんな想いから、多くの工夫を凝らした独自の農業を実践します。
当主が襲名する「伝右ェ門(でんねむ)」の屋号を名前に、先祖から受け継いできた田畑と佐渡の恵まれた気候を生かした、こだわりの農作物をお届けします。
豊かな香りとしっかりとした粘りが魅力
伝右ェ門のお米『コシヒカリ』

伝右ェ門の『コシヒカリ』はとても艶やかで、豊かな香りを放つ炊き上がりです。粘りと粒感を兼ね備えているため、口に運べばしゃきっとした粒の存在を感じ、噛むごとにもちもちと心地よい食感が広がります。
優しい甘さでそのままでも美味しいですし、おかずと合わせても驚くほどに引き立ててくれます。漬物や焼き魚など、素朴な味と合わせていただくのが特におすすめです。
大切なお米は
精米したての美味しさを最大限保ちます

炊飯前から、その見た目の美しさに惚れ惚れします。大粒で粒が整っていて、驚くほどの透明感があり、品質の高さが一目でわかります。
とても綺麗なお米ですが「色彩選別機を使用せず選別している」ということに驚きました。
色彩選別機というのは着色したお米や割れたお米など、見た目が悪いお米を取り除くもので、通常[石抜き→精米→色彩選別機]という工程をたどります。
しかし伊豆野さんは「石抜き→精米」だけの小さな精米機を使います。この工程は収穫したお米がすべて綺麗でなければできない、驚きの製法です。
さらに、時間はかかりますが低温精米で仕上げることで、精米時の味の劣化がほとんどありません。

また精米後はすぐにパッキングを行い、脱酸素剤を入れ袋内の酸素を抑制します。それにより袋内は酸素濃度0.1%以下(空気中は約20%)となり、酸化を防止するとともに虫の発生を抑制。
風味と栄養素を大切に守りながら、お米をお届けします。伊豆野さんが自信をもって送り出すこだわりの詰まった「伝右ェ門」のお米。続いてその栽培の一端をご紹介したいと思います。
朱鷺も飛来する田んぼで育てました

伝右ェ門のお米は「朱鷺と暮らす郷米」に認定されています。
環境を活かし自然を守りながら農業に取り組みます。農薬を抑えることはもちろん、年に2回の「生きもの調査」が行われ、カエルやトンボ・蜘蛛・バッタなど豊かな生態系が水田に維持されているかどうかも調査対象となります。
そのため伊豆野さんは、除草剤は一切使用せず草刈り機を使い雑草を刈り取ります。大変な手間暇をかけて、この美しい水田風景と生態系を守っています。
自然と調和した農業を実践しているため、伊豆野さんの田んぼには年に何度も朱鷺が訪れるそうです。
水にもこだわります

伊豆野さんの田んぼには冷たい雪解け水が流れ込みます。佐渡島には標高1,172mの金北山をはじめ多くの山々がそびえ、冬の豪雪により島内にはたっぷりと水がたたえられます。
この冷たい水が田んぼの地温を下げてくれるので、夏の暑さの中でも稲を健康に保ち、美しく艶やかなお米を実現するのです。
そんな豊かな水に、伊豆野さんは一工夫を行います。地元加茂湖でとれた牡蠣の殻を用いて微量ミネラルを供給。さらに、この方法では、牡蠣殻の多孔質構造により水の浸透性が向上し、より作物にいきわたりやすくなります。
さらに酸性に傾きがちな水田が、アルカリ性により中和され、微生物が住みやすい環境が整い地力が高まるのです。
恵まれた水環境と独自の工夫で健康的な土壌を実現し、上質なお米を育てています。
もち麦にもこだわり

佐渡の環境を活かした伝右ェ門の農業はお米だけではありません。『もち麦(はねうまもち)』もその一つ。水溶性食物繊維「βグルカン」を多く含む(※)ことで、近年その効果が注目されています。
伊豆野さんは自身の幼少のころの経験から「成長期にぜひ食べてほしい」と言います。農家の朝食は麦ごはんが主流で、自然と元気に育ったと振り返ります。
もち性のもち麦は食感も良く日常に取り入れやすいのも魅力。特に朝食に食べることがおすすめで「一日の始まりにぜひもち麦を!」と話します。お米ともち麦を一つにパッキングした『麦ごはんパック』もご用意しています。
また、麦わらは麦稈ロールとして家畜の生育に利用され、やがて土や堆肥となり次の作物を育てる栄養に変わります。佐渡の環境を大切にした農業において大切な「循環」を担っています。
※もち麦(大麦)の水溶性食物繊維量は、実に白米の約17〜19倍、さつまいもの3.4倍近くあります。( 日本食品標準成分表 食品中の食物繊維(水溶性)による。)
無燻蒸・手もみ仕上げ
昔ながらの干し柿

伝右ェ門の干し柿は、濃厚で奥行きのある甘さと優しい香りが特徴で、上質なお菓子のような美味しさです。
一般的な干し柿は、殺菌や酸化防止のために“硫黄燻蒸”を施しますが、その工程で香りに微細な変化が生じてしまいます。
伝右ェ門では燻蒸せずに、丁寧につるし干しをして昔ながらの製法である“手もみ”で干し柿を作り上げます。1個1個
目で見て触ることで虫や菌を防ぎ、さらにもむことで柿内部の水分が一定になり、乾燥を促進します。加えて、もみ作業は果肉に弾力を与え、絶妙な柔らかさと歯ごたえを実現します。

手もみの干し柿はとても手間のかかる作業であり、さらに技術が無ければできない特別な製法です。果肉は熟成し黒褐色になり、優しい甘さながら風味豊かで後を引く、特別な干し柿に仕上がります。
小規模にしか作れないためとても希少ですが、これもこだわりの農産物です。
伝右ェ門の干し柿は、一般的な出荷時期の年末年始・冬の時期にはしません。冷凍でじっくり熟成させ、春〜夏の田植えが落ち着く頃に販売を始めます。
「夏の草刈りの際にも、冷凍した干し柿を食べると元気になって農作業がはかどります。個包装なので皆様のお仕事の合間にも召し上がってほしい。」と伊豆野さんは語ります。
佐渡の魅力を詰め込んだ
伝右ェ門の美味しさ

恵まれた環境・気候を活かした、伝右ェ門の作物の数々。どれも一味違う美味しさです。

「お客様に喜んでいただけることで、私たちも健康に働けます。」と、伊豆野さんは話します。
佐渡の豊かな自然と、伊豆野さんの愛情とこだわりを感じながら、お楽しみください。
お届け日の指定が可能です
大粒コシヒカリ 5kg
【令和7年度産 新米】伝右ェ門の『大粒コシヒカリ』 新潟県佐渡産 朱鷺と暮らす郷づくり認定米 白米5kg ※常温
8,900円(税込)
- 販売中 在庫数 19
- むぎとお米と柿農家 ...
お届け日の指定が可能です
大粒コシヒカリ10kg
【令和7年度産 新米】伝右ェ門の『大粒コシヒカリ』 新潟県佐渡産 朱鷺と暮らす郷づくり認定米 白米10kg(5kg×2袋) ※常温
16,800円(税込)
- 販売中 在庫数 10
- むぎとお米と柿農家 ...