東北新幹線名物「ほや酔明」を生んだ
宮城県石巻市水月堂
ほや一夜漬ピザ

宮城県石巻市にある水月堂物産は、東北新幹線の車内販売でお馴染みの珍味「ほや酔明」を製造する老舗の水産食品メーカーです。創業は1962年(昭和37年)で、1982年の東北新幹線開業に合わせて発売された「ほや酔明」はオレンジ色の箱で知られ、今なお多くの人に愛されるロングセラーとなっています。有名人がテレビやSNSで好物として挙げることもある、日本全国にファンを持つ看板商品です。
ホヤ養殖発祥の地・宮城

実はホヤの養殖発祥地は宮城県であり、今から約120年前の明治38年頃に気仙沼市唐桑町で始まったと言われています。ホヤは約1000年前の平安時代から食べられてきた記録もあるほど歴史深い食材で、日本人に古くから親しまれてきました。甘味・塩味・苦味・酸味・旨味という5つの味覚が一度に味わえる独特の風味が特徴。一度ハマるとクセになる唯一無二の美味しさです。
宮城県は全国のホヤ生産量の5割以上を占める(震災前は約8割)一大産地であり、三陸のリアス式海岸と豊富なプランクトンに育まれたホヤは3年間かけてじっくり成長し、6〜8月に旬を迎えます。そんな宮城のホヤは、そのまま刺身や酢の物で味わえるほか、干物や塩辛など加工品でも旨味が凝縮され、古くから地元の誇りとして愛されています。
三陸の恵みにこだわる
老舗の挑戦

水月堂物産は創業以来、宮城県産の新鮮な海の幸を使った美味しい商品づくりに取り組んできました。「美味しいものは鮮度の良い素晴らしい素材があってこそ」という信念のもと、誰がどこで作ったか明確な一級品の素材だけを使用し、素材本来の美味しさにこだわった妥協しない商品作りを行います。時代の変化に柔軟に対応し、新たな商品にも果敢に挑戦する姿勢は創業当初から受け継がれる企業精神です。
東日本大震災では津波で工場の多くを失う困難にも直面しましたが、一旦全従業員を解雇せざるを得ない状況から数ヶ月で生産を再開。伝統の味を途切れさせないという執念が感じられます。
宮城の海の幸がピザに!
新商品『ほや一夜漬ピザ』

宮城自慢の海の幸をピザで味わう!いわゆるシーフードピザの具にホヤを加えるという大胆な新商品「ほや一夜漬ピザ」 ほや・ほたて・銀鮭の3種類の具材それぞれを自社秘伝のタレに一晩漬け込んだ「一夜漬け」に仕立て。それらをチーズと共にピザ生地にトッピングしました。使用するホヤ、帆立、銀鮭はいずれも宮城県産にこだわり、下味として塩辛風に漬け込むことで素材の持つ強い旨味を凝縮させ、まるでアンチョビのようなコク深い味わいに仕上げています。仕上げには世界で唯一水月堂だけが製造するホヤ魚醤「ほやンプラー」をひと吹きかけることで、海の幸の風味と旨味を一層際立たせています。











