宮城県塩竈 ひがしもの(メバチマグロ) | 通販 お取り寄せ
塩釜の仲買人が目利きし、厳しい条件をクリアしたメバチマグロ
三陸塩竈 ひがしもの
三陸塩竈ひがしものとは、9〜12月にかけて塩釜市魚市場に水揚げされるメバチマグロのうち、塩釜の仲買人が目利きし、厳しい条件をクリアした、「鮮度」「色つや」「脂のり」「旨み」に優れているものに与えられる称号です。
三陸東沖は豊穣の海
塩釜港はメバチマグロの
水揚げは日本一
塩釜の沖合には、世界三大漁場のひとつとして知られる「三陸東沖漁場」があります。三陸沖では、暖流と寒流がぶつかり合うことで、植物プランクトンが増え、それを求める動物プランクトンが増える。これを餌とするイワシなどの小魚が集まり、この小魚を追うマグロなどの大型魚がやってくる、まさに豊穣の海です。ここに日本各地から漁船が集まり、近海マグロ漁が盛んにおこなわれます。
“ひがしもの”の称号を得るには
次の条件を満たす必要がある
< 条件1 >
千島海流(親潮)と日本海流(黒潮)がぶつかり合う三陸東沖漁場で鮪延縄船によって漁獲されていること。
< 条件2 >
塩釜市魚市場で9〜12月に水揚げされたものであること。
< 条件3 >
天然もので、冷凍保存を施さない生のメバチマグロであること。
< 条件4 >
「鮮度」「色つや」「脂のり」「うまみ」などを兼ね揃え、塩釜の目利き人(仲買人)が誇りと確信をもって提供できるものであること。
ひがしものは、全体の1割しか存在しません。
解体するまで脂のりや色艶は判断がつかない
ブランド化を支える地の利と
マグロの目利き人集団
また、宮城には塩釜港の他にも気仙沼や石巻という大漁港があるにも関わらず、他県の漁船が塩釜に水揚げするのには二つの理由があります。
1.塩釜漁港がマグロの目利き人を60人も抱えている
2.仙台市から30分という好立地
塩釜が抱えるマグロの目利き人は約60人(豊洲市場の次に多い)。目利き人が多いほど競い合いが起こり高値がつくのです。加えて、塩釜は三陸海岸の中で最も都市部に近いのも重要な要素です。漁師達は入港すると、しばらく滞在する中で約1カ月分の食糧や生活物資を揃えます。当然宿泊施設も娯楽施設も必要です。ほとんどの港町は人口減でさびれる一方、塩釜は仙台市から30分という好立地にあります。他県の漁師にとっても、魚の取引だけにとどまらず、意図せず地域づくりに参加する場を生み出した類まれな港なのです。
9月になると食べられるというので、仙台市から30分の距離にある塩釜港まで車を飛ばし、現地で食べてきました。脂のグラデーションが見事。脂はあっても一切くどくないのです。本マグロやインドマグロ(みなみまぐろ)も勿論美味しいですが、トロは脂がくどいのも事実です。毎日食べるならこういうマグロだと感じました。
縄文時代から日本人が食べていたマグロ。三内丸山遺跡(青森)ではマグロの骨が出土しています。
近海に寄ってきた時を狙い、モリで突いて漁をしていたのです。
近海生マグロの魅力は、日本人のDNAに語りかける味と言えるな!と感じました。
旬の旨い近海生マグロの世界を知る感動を届けます!
※メバチマグロのトロは、部位として、本マグロやインドまぐろで言う大トロ、中トロが取れる部分を指します。
魚種として、本マグロやインドマグロと比べると脂が少ない為、トロと表記しています。
お届け日の指定が可能です
ヤマコ武田商店 『三陸塩竈ひがしもの(メバチマグロ)』宮城県産 背または腹側ブロック 約1kg(血合い・皮付き) ※冷蔵
6,980円(税込)
- 販売中 在庫数 67
- (有)ヤマコ武田商店