鹿児島県・桜島
桜島灰干し製法の魅力

火山と海が育んだ、唯一無二の干物製法「灰干し」とは
灰干しは、日本独自の魚の加工技術です。
魚を直接天日や機械で乾燥させるのではなく、火山灰を用いて間接的に水分を抜くという独特の製法。
魚をセロファンで包み、周囲に敷き詰めた火山灰が水分をゆっくり吸収していくことで、身が縮まず、旨みが中にぎゅっと閉じ込められます。
表面はしっとり、中はふっくら。塩だけの味付けでも、驚くほど豊かな味わいを感じられる干物です。


桜島という環境が育んだ灰干し文化
鹿児島のシンボル・桜島は、今も活動を続ける日本屈指の活火山。
その噴火によって日常的に降り積もる火山灰は、地域の人々にとっては厄介者であると同時に、独自の知恵で活かされてきた資源でもあります。
灰干しもその一つ。火山灰は多孔質と言って、表面に多くの小さな穴を持っており、吸水、吸着性が、この製法と見事に噛み合い、鹿児島で発展を遂げました。桜島の存在が、この美味しさの陰にあるのです。

桜島灰干しの美味しさとは
一口噛むと、ふわっと、ほどけるやわらかな身。
水分を絶妙に抜くことで、魚本来の甘みと旨みが際立ち、臭みもありません。
味つけは塩のみ。余計な調味は一切せず、使うのはほんの少しの塩だけ。それでも十分に深い味わいが広がります。
干物特有のパサつきとは無縁で、しっとりとした口当たりに驚かされます。
焼いても固くならず、冷めても美味しい。新しい干物のかたちです。

原料は鹿児島の天然魚、マルハニチロが手掛ける養殖魚。
使う魚はすべて鹿児島近海で獲れる、あるいは育てられたものにこだわっています。
天然魚は、きびなご、甑島(こしきしま)のタカエビ、カツオ等、鹿児島の海ならではの魚種を使用しております。
養殖魚は、マルハニチロが手がける鹿児島県産のお刺身鮮度の養殖カンパチを使用しております。
日本最大級の生産尾数を誇る養殖場で、最大水深237mの穏やかな鹿児島の錦江湾で、ストレスなく育てられています。

火山と海と人の知恵が生んだ“灰干し”を未来へ
桜島の火山灰、鹿児島の海、そして地元の人々の知恵と工夫。
そのすべてが重なり合って生まれた「桜島灰干し」は、日本がこれからも大切に育てていきたい食のかたちです。ぜひ一度、その美味しさを体験してください。

複数の配達期間が選べます
8/11〜8/16出荷◎ 『桜島灰干し かんぱち』 鹿児島県 計12切れ/計約840g 切り身(約35g)8切れ カマ(約140g)4切れ 養殖かんぱち使用 ※冷凍
6,580円(税込)
- 販売中 在庫数 20
- マルハニチロ株式会社...