200年の歴史を誇る千葉県の
伝統産業 江戸前ちば海苔
5人の海苔漁師らが手がけた
高級海苔『ORAGANORI』

ORAGANORIは江戸前ちば海苔の主要産地である、富津および木更津の5人の漁師たちが作る海苔です。漁師毎にこだわりが違うため、香り、食感、味わいはそれぞれ違います。 そんな唯一無二のORAGANORIを是非お楽しみください。

ゼミ活動を通して出会った5人の漁師さんたちの美味しい海苔を全国へ発信 日本大学生物資源科学部小谷ゼミ
私たち日本大学生物資源科学部小谷ゼミは、地域の自立や地域産業の持続可能な発展を目的に日本各地の”知名度は低いが、価値の高い食材”を発掘・発信しています。
今回は、千葉県の木更津市・富津市の5人の漁師さんがそれぞれ手掛けた5種類の海苔を味わうことができるORAGANORIの全形と食べやすい大きさに小型パッケージ化した12切の商品2種類をご紹介いたします。
海苔作りにおいてのこだわりや「美味しい海苔を届けたい」「江戸前の食文化を守りたい」というそれぞれの漁師さんたちの熱い想いを取材させていただきました。
伝統ある江戸前ちば海苔の歴史を守り未来へ繋ぐ『ちば海苔会』

ちば海苔会とは、東京湾で海苔養殖をしている千葉県の漁師の団体のことです。
多くの方に、海苔の美味しさ、楽しさを知って貰いたく、活動しています。
江戸前ちば海苔を生産している産地は大きく3ブロックに分かれており、県北部、木更津
地区、富津地区となっています。
生産方法もそれぞれで、木更津より北側は支柱柵・浮き流し式、木更津以南は浮き流し式
にて、海苔養殖を行っています。
支柱柵は漁師さんが支柱を海に打ち込み、その支柱と支柱の間に海苔網を張っていく養殖方法で、浮流し式は網ひびにうきつけて浮力を与え、日々が常に水面に浮いているようにいかり網で固定して行う方法であります。
色・味・香り全てにおいて高い評価を受ける伝統的な江戸前ちば海苔

千葉県の海苔養殖業は約200年の歴史を有する伝統的な産業であり、生産量の約97%を占める江戸前ちば海苔は「色よし・味よし・香りよし」と評価される高級海苔です。しかし、生産量が少なく、全国シェア率は約2%と非常に認知度が低い海苔です。こうした中、「美味しい海苔を届けたい」「江戸前の食文化を守りたい」と熱い想いで木更津および富津の5人の漁師さんたちが自分たちのこだわりを貫き、出来上がったORAGANORIです。ORAGANORIは漁師さんたちが海苔の胞子を育て加工するところまでそれぞれが一から手掛けているため味や香りの違いが楽しめます。
代々受け継ぐ伝統的な養殖方法を用いて作られた正臣さんの海苔「KONAYAMARU」

「KONAYAMARU」(こなや丸)は齋藤正臣さんが千葉県木更津金田で作る海苔です。
正臣さんは伝統的な支柱柵による養殖方法を継承する3代目海苔漁師であり、「とりあえずやってみよう」をモットーに、美味しい海苔作りに取り組んでいます。
その中でも1番のこだわりポイントは、種付け(海苔の胞子を網に付着させる作業)の際に、必要最低限の芽数で海の栄養を取り入れ、海苔の葉全体に日光を十分に当て、光合成を促進させて育てているところです。
このように、日々、こだわりポイントの試行錯誤を繰り返しながら自分史上1番美味しいと思う海苔作りに挑戦し続けています。
青のり特有の苦味が楽しめる隼人さんの海苔「HAYATAKAMARU」

「HAYATAKAMARU」(早高丸)は千葉県金田の海苔漁師、齊藤隼人さんが独自のこだわりで作る海苔です。塩分を少し濃くすることで、うま味を引き出し、独特な塩味と苦味が感じられるよう仕上げています。さらにORAGANORIシリーズの中で唯一、青海苔が含まれているため、磯の香りがしっかりと感じられ、青のり特有の苦味が楽しめる大人の風味豊かな味わいとなっています。
焼き加減や海苔の厚さにもこだわり抜いて作られた真也さんの海苔「MATSUSITAMARU」

「MATSUSITAMARU」(松下丸)は松下真也さんが千葉県富津で作る海苔です。
海苔の厚さが薄く、ほんのり甘みを感じさせるような特徴があり、厚さが薄いことで口溶けがよく、昆布のような味わいも人気が高い特徴の一つです。噛めば噛むほど昆布のような味わいが広がりとても上品な味わいになります。
そして、松下丸は富津漁協で唯一、自宅の加工場で海苔を焼いています。焼き加減や海苔の厚さ等の製造過程の細部にもこだわりを持っており、「海苔づくりは子育てと一緒。最後まで手を抜かない」と語っていました。
自然の恵みによって作られることに最後まで手を抜かず、美味しい海苔を作るという熱い想いが詰まっています。
フランス料理店で働いていた経験を活かし独自ブレンドして仕上げた
和正さんの海苔「SUZUTOUMARU」

「SUZUTOUMARU」(鈴藤丸)は鈴木和正さんが千葉県新富津で作る海苔です。
海苔には数多くの品種が存在するため、元々フランス料理のシェフとして活躍されていた和正さんは味への知識や経験を活かし、こだわりを持って長所の異なる品種を独自ブレンドすることにより毎年美味しい海苔が作れるよう日々試行錯誤をして海苔の養殖を行っています。また、船酔いをする異色の漁師です。パリっとしているのに柔らかい食感と、食べた瞬間に口の中に広がる塩味、余韻が残る香りが特徴です。
衰退していく海苔養殖の継承のため奮闘する森田さんの海苔「HAMABUNMARU」

「HAMABUNMARU」は森田貴文さんが千葉県富津の海域で作る海苔です。
東京湾の豊富な栄養と、海苔の養殖に適した自然の恵みから生まれた海苔であり、甘みのある風味と豊かな香りが特徴です。口溶けがよく、甘みや香りが口いっぱいに広がり、さくさくとした食感を楽しむことができます。
森田貴文さんは、江戸時代から続く伝統産業の海苔養殖を未来に継承していくことを大切にしています。また、「味と香りこそが命」と日々、品質向上のため研究や努力を惜しまず海苔養殖を行っています。
3人の漁師さんたちのそれぞれの想いが詰まった自信作『ORAGANORI』

ORAGANORIは、その年に獲れた海苔の中でも、それぞれの漁師さんが納得のいくものしか販売しません。
今年は、斎藤正臣さん、松下真也さん、斉藤隼人さんの3人が手掛けた「KONAYAMARU」、「MATSUSITAMARU」、「HAYATAKAMARU」をご案内します。
全形は、そのままのサイズはもちろんおにぎりや手巻き寿司など様々な用途の大きさにカットしても召し上がれます。
12切は、女性をターゲットにおやつ感覚で食べられる海苔として食べやすいよう女性の口の大きさに合わせています。
このように千葉県の伝統産業である江戸前ちば海苔を守っていきたいという想いが強く込められた3人の漁師さんたちのそれぞれの自信作「ORAGANORI」をぜひお手にとってお召し上がりください。
今回販売が叶わなかった2名の漁師さんの海苔も、ご案内できるその年までお楽しみにお待ちください。
文・日本大学生物資源科学部小谷ゼミ
お届け日の指定が可能です
あぐり佐野 米「亀の尾」3合、江戸前ちば海苔「ORAGANORI KONAYAMARU」10枚 ※常温
3,000円(税込)
- 販売中 在庫数 3
- 食文化 船橋出荷店(常...
お届け日の指定が可能です
スピンアテイル 米「こしいぶき」3合、江戸前ちば海苔「ORAGANORI HAYATAKAMARU」10枚 ※常温
2,000円(税込)
- 販売中 在庫数 2
- 食文化 船橋出荷店(常...