和と洋、栗の饗宴
いわま栗とフランス&イタリア栗の食べ比べ
豊洲パーラー
和栗と洋栗の2つのモンブラン

甘さの和栗。香りの洋栗。その違いが伝わる一品です。
和栗ならではのほっくり感と自然な甘み、香ばしさ。洋栗のなめらかさと上品な香り、繊細な甘さ。それぞれの魅力を活かした2種類のモンブランを、ひとつの木箱に詰めてご用意しました。画像の上が和栗のモンブラン。下が洋栗のモンブランです。構成は共通で、ビスキュイジョコンド(アーモンドのスポンジ生地)、刻んだ栗入りのクリーム、マロンクリームのシンプルな3層仕立てです。違いが際立つよう、あえて同じ構成にしました。

茨城県笠間市産「いわま栗」のモンブラン
和栗のモンブランには、「小田喜商店」のご主人・小田喜保彦さんが、低温でじっくり熟成させた「いわま栗」を使います。小田喜さんの栗は香り、味わいが強く、ほっくりとした食感が魅力です。
いわま栗は、畑に生える草をそのまま生かす「自然草生栽培」で育てられていて、農薬や肥料もできるだけ控えめです。収穫した栗をすぐに-2〜0℃で保存することで、濃厚な甘みと香りが引き出されます。その栗を丁寧にペーストにしてマロンクリームに仕立て、和栗の奥深い味わいを表現。トッピングと中にもいわま栗の渋皮煮を贅沢に使いました。

フランス&イタリア栗のモンブラン
洋栗のモンブランには、フランス産とイタリア産の栗を絶妙に組み合わせました。
マロンクリームには、上品な味わいのフランス栗を使用。フランス・アルデッシュ地方の老舗メーカー、サバトン社のマロンペーストにラム酒をほんのりきかせ、芳醇で華やかなクリームに仕立てています。デコレーションと中には、小ぶりながらも豊かな香りと深いコクをもつイタリア栗を忍ばせ、余韻と存在感を添えました。

モンブランのおいしさを支える3層

ビスキュイジョコンド
アーモンドパウダーをたっぷり混ぜ込んだ、しっとりコクのあるスポンジ生地です。軽やかでアーモンドの香ばしさが栗と好相性です。

刻んだ栗入りのクリーム
和栗にはいわま栗の渋皮煮、洋栗には濃厚なイタリア栗の糖漬けを刻んで散りばめました。生乳のコクと旨味のあるなめらかなクリームに、アクセントを加え、食感のメリハリを生みます。

マロンクリーム
たっぷりと絞り、2層仕立てにすることでふんわりと口どけ良く、栗の風味もより豊かに感じられます。

贈り物にもぴったりです。
木箱に入れて冷凍でお届けします。お召し上がりの3〜4時間前に冷蔵庫で解凍してください。半解凍の状態だとカットもしやすくなります。
紅茶やコーヒーを添えて、特別なお茶の時間をお楽しみください。

作ってくださったのはmaacoの
関谷真紗美さんです。
関谷真紗美さんは食材の隠れた魅力を発掘した商品開発を得意とするパティシエです。 関谷さんは豊洲市場ドットコムのオリジナルブランド「豊洲パーラー」の商品を、独自のセンスと経験で、これまでにいくつも生み出しています。
文・林麻実
撮影・天方晴子