熊本県津奈木 あん・さんく
甘夏パイ ５号

熊本県の南部にある津奈木町では特産品として甘夏を昔から育ててきました。
甘夏はそのまま食べてももちろんおいしいですが、酸味と苦みを生かして、マーマレードやジュースなどの加工品も人気があります。
そんな甘夏を使用して、熊本県津奈木町にある地元で愛されるスイーツ店「あん・さんく」が爽やかでサクサクとしたパイを作りました。

正規品だけではなく、フードロス削減の想いから、スレや傷、大きさにバラつきのある甘夏も使用しています。

熊本県津奈木町にあるスイーツ店「あん・さんく」は1997年に創業し、長年地元の人に愛されています。父の長友浩典さんと娘の長友美波さんの2人で日々お菓子を作り上げています。
津奈木町や近隣の生産者さんのこだわりのものを自分の目や手で確かめて、生産者さんとお客様を美味しいものでつなげ、愛情のこもったお菓子を届けたいという想いでお菓子作りをしています。

今回は甘夏の爽やかさとすっきりとした甘みを感じるパイを作りました。

このパイの甘夏は熊本県水俣市にある「福田農場」で作られています。
ここの栽培のこだわりは、農薬や化学肥料に頼らないこと。収穫した甘夏の皮をピューレにしてから「あん・さんく」に届けます。
福田農場で作られる甘夏のピューレは、丁寧に白皮とじょうのう（身を包む薄い皮）をとり、種は手作業で取り除きます。じょうのうが入るとピューレに苦みが出てしまいパイがおいしく仕上がりません。
ここのピューレを使うことで、甘夏の風味が引き立つパイに仕上がります。

創業当時から「あん・さんく」で使用している卵です。
熊本県水俣市にある「白川養鶏場」。ここでは、日々餌の配合を変え、養鶏所を常に清潔にすることで品質の良い有精卵生み出しています。
長友シェフ曰く「白川養鶏場の卵を使うことで、お菓子にコクがでて、生地の状態を安定させてくれます。スイーツに欠かせない大事な原料だからこそ、信頼できる白川養鶏場のものを使っています。」と言っていました。

サクサクのパイ生地に、中にはしっとりとした甘夏を感じるクリームダマンドぎっしりと入っています。中にたっぷりと詰まっているにも関わらず、甘夏の香りとすっきりとした甘みが後を引きます。なんだかほっとするような落ち着く味わいです。
パイの切れ込みも素晴らしく、ギフトとしてもおすすめです。