沼津京丸の“朝焼き鰻”

うなぎ処京丸から、朝焼きたてのうなぎ蒲焼を、焼いたその日のうちに冷蔵で出荷します。 原料は生簀から上げられたばかりの、国産の今年の新物新仔です。 一度も凍結せずお届けする、特別企画です。

無凍結ならではのふんわりとした食感と、今年の新仔の味わい。 今だけのご馳走をお届けいたします。

養殖のうなぎは一般的に1〜2年で出荷されますが、 一際成長が早いうなぎが稀にでます。それを新仔と呼びます。 養殖環境に加え、うなぎの個体差など偶然も大きく関わっています。 （天然のうなぎはというと、ずっと成長が遅く、３年とか５年かけて成体になると言われています）

餌を巡って競争が繰り返される中、何度かの選別があります。 池からうなぎをすべて出して、大きさごとに分け、また出し、また分け…を繰り返すうち、当然、成長の早いものだけが１つの集団になります。大体5月頃から出回るのですが、これを新仔うなぎと呼びます。

柔らかい新仔は、焼き上げる際に腹の部分で身が割れて反り返ってしまうことがあります。 これをうなぎの業界人は「腹割れ」といいます。

焼きの現場では「今日のうなぎは腹割れが出ているよ！」と、盛り上がるほどで、選んでも買いたいものです。

そしてもう一つ。日本人は初物が大好きです。 ちょうど夏頃に出てくる初ものの新仔が重宝がられるのは言わずもがな。 早育ちの柔らかな身質も相まって、とても人気があります。

本来計画的に仕入れることが難しいのですが、うなぎ問屋でもある京丸は独自のネッワークで新仔うなぎを優先的に入手できるそうです。

鰻は背開き、国産のウナギを丁寧に白焼き・蒸し・3回のタレ付けして焼き上げます。 未凍結ですので、ふんわりした状態のまま届きます。

特別な焼き機を導入し、鰻の皮目にあるゼラチン質を焼き切り、手焼きに近い仕上がりを追求しています。 身が柔らかで脂がのりさらに肉厚、それでいて小骨も感じにくく食べやすい美味な鰻です。

温め方はオーブントースターで4〜5分加熱するだけ。店の味わいをご自宅で再現できます。 週末に鰻を食べよう！と計画される場合は是非冷蔵の「朝焼き鰻」をお選びください。 食べたいタイミングで食べられる、冷凍の新仔（こちらも今年の新物です）もご用意しています。