伝統野菜をメインに旬の野菜をお届けします。
伝統野菜と旬のセット
伝統野菜とは、明確な定義はなく、京野菜や加賀野菜などが有名ですが、日本各地でその土地の気候や風土に合わせて古くから栽培され、地域に根付いてきた野菜のことを言います。 しかし、温暖化が進み、今まで栽培されていた土地で作れなくなり、他の産地で栽培されるようなことも実際に起きています。だからこそ、歴史ある土地で育った野菜を食べてほしいと、こちらのセットをご用意しました。日本各地の伝統野菜と旬の野菜をお楽しみください。
伝統野菜2種と旬の野菜4種(計6種)
- 【セット内容】
- 伝統野菜「深雪なす」新潟県産…4個
- 伝統野菜「万願寺とうがらし」京都産 約250g、または「神楽南蛮」新潟県産 1袋
- 「やまなめ」長野県産じゃんぼなめこ…1袋
- 「紫ずきん」京都府産枝豆…1袋
- 「今金男爵」北海道産…約1kg
- 「淡路玉ねぎ」兵庫県産…約500g
- ※仕入れ状況により、商品内容が一部変更になる場合がございます。
9月の伝統野菜
米どころ魚沼の田んぼを生かし育つ、
甘くみずみずしい新潟県産「深雪なす」
深雪なすは、新潟県魚沼市薮神地区で約50年前から栽培されてきた、地域を代表する伝統野菜です。皮が薄く、果肉は引き締まり、甘みと水分が豊富。漬物はもちろん、煮物、焼き物、炒め物、生食まで幅広く楽しめます。
新潟県は、なすの作付面積は全国2位ですが、収穫量と出荷量は全国で2桁台にとどまります。これは古くから、収穫したなすの多くを県内で消費するためです。そんな中、誕生したのが深雪なすです。*令和7年産指定野菜の作付面積、収穫量及び出荷量(農林水産省作況調査(野菜)令和8年4月28日公表)
魚沼市は、全国的にも有数な米の一大産地。そのため、もともと田んぼだった土地を活用し、栽培されています。田んぼは粘土質で水はけが悪いと思われがちですが、なすは「水で育つ」といわれるほど水を好む作物です。そこで、田んぼの保水性を生かしながら、きめ細かく水分を管理しています。水路も整備されており、水をためて行き渡らせる土壌と、農家による細かな水管理が、深雪なすのみずみずしさと甘みを育てています。
また、深雪なすは自家採種を続けています。収穫したなかから種を取る実を選び、大きく育てて種を確保します。種は地域外に持ち出さず、門外不出として管理されています。
水分と甘みが生む独特の味わい
深雪なすの最大の特徴は、水分の多さと甘みです。搾ると水がしたたるほどみずみずしく、皮は薄くて柔らかい一方、果肉はしっかりしています。アクも少ないため、鮮度のよいものは生で食べられます。
皮は歯切れがよく、果肉は緻密で煮崩れしにくいことから、次のような調理法に適しています。漬物、マリネやサラダなどの生食、煮びたし、煮物、炒め物、焼き物。
新潟県には、十全、えんぴつ、巾着、水なす、やきなす、白なすなど、多様ななすがあります。そのなかでも深雪なすが「別格」と評されるのは、皮の柔らかさ、果肉の締まり、そして豊かな水分と甘みを兼ね備えているからです。
わたの部分が辛さを決める
新潟の伝統野菜
「かぐらなんばん」
肉厚で爽やかな辛み
南蛮みそでお馴染みの、かぐらなんばんです。長岡市山古志や魚沼地域で栽培される伝統野菜。見た目もコロコロとしています。肉厚で水分が多く、旨みや香り、フルーティさを備えた爽やかな辛みが特徴。青実は料理用、赤く熟した実はなんばん味噌などの加工用に使われます。固定種で病害虫や水に弱く栽培に手間がかかるが、地域で種を守りながら生産が続けられています。
京都府産「万願寺とうがらし」
とうがらしの王様
京都府舞鶴市の万願寺地区で、大正末期から昭和初期にかけて誕生した伝統野菜。「万願寺甘とう」だけが「京の伝統野菜」「京のブランド産品」として認められた“本物”のとうがらしです。果肉がぎっしり詰まったボリューム感のある大きさと独特のくびれが特徴。煮物、焼き、揚げ物がおすすめです。
長野県産じゃんぼなめたけ
「やまなめ」
濃厚なきのこの旨み
通常のなめこのカサの数倍近くあり、じっくり時間をかけて大粒に育てるため、キノコ本来の濃厚な出汁と強い旨味が凝縮されています。全体がドロッとした強いヌメリに覆われている通常のなめこに比べ、やまなめは水分がコントロールされているためヌメリが適度で上品です。そのため手や調理器具がベタつきにくく、炒め物や天ぷらなど幅広い料理にアレンジしやすいです。
丹波黒大豆の枝豆
「紫ずきん」京都府産
黒豆の中でも大ぶりな粒
丹波黒大豆を、枝豆として食べやすいように品種改良した黒大豆の枝豆です。通常の枝豆にはない粒の大きさと、豊かな風味、コクのある甘みとムチムチした食感です。枝豆として、茹でて食べるだけはもちろん、コクがあるので豆ごはんやサラダ、かき揚げにしても食べるのもおすすめです。
男爵いもの原種
「今金男しゃく」北海道産
ライマン価13.5%以上
ホクホク食感の決め手はでんぷん含有量。ライマン価率の基準を定め、厳選された男しゃくいもです。北海道瀬棚郡金色町、久遠軍せたな町で栽培されており。日本一の男爵いもとも言われています。白色で美しい外観を有し、ホクホクとした自然にとける舌触りが特徴の男爵品種の馬鈴薯です。
「淡路たまねぎ」兵庫県産
コクがあり加熱すると甘くなる
一般的なたまねぎに比べて約1.4倍も高い糖度(約9〜10%)と、生でも食べられるほどの柔らかさを誇る、日本屈指のトップブランド野菜。島特有の肥沃な土壌は、水はけが良くミネラルが豊富です。さらに周囲を囲む海からの潮風が適度なミネラルをもたらし、たまねぎの旨味を引き出しています。中生・晩生主なので、水分が適度に抜け、肉質がぎゅっと締まり、加熱で甘みが引き出されます。
撮影:八木澤 芳彦
文:犬塚 藍











