オオズワイガニ（バルダイ種）が
北海道で大発生
美味しく食べて消費拡大！

海外産のカニが高騰する中、北海道産の「オオズワイガニ」に注目が集まっています。
松葉ガニなどに代表される本ズワイガニとは別の種類ですが、身質も味もほとんど変わりません。これまでは大きく区別することなく販売されてきました。

しかし、近年はこのカニの水揚げ量が増えていて、北海道では新しい味覚として商品化が急ピッチで進んでいます。
特に海外産のカニの高騰が進む中でも、比較的購入しやすい価格で流通しているというのも魅力です。

ぜひ「オオズワイガニ」にご注目ください。

ズワイガニ属には大別して、本ズワイ（オピリオ種）と紅ズワイ（ジャポニカス種）とオオズワイ（バルダイ種）があります。
特に本ズワイとオオズワイは見た目だけでなく、身質や味わいも似ているため、ほぼ同じ扱いをされています。オオズワイはその名の通り一回り大きく成長するためカニしゃぶ用のむき身で人気が高く「カニしゃぶにはオオズワイ」と水産業界ではよく言われます。
柔らかく繊細で上品な本ズワイに比べて、プリっと歯ごたえがある身質としっかりとした甘みが魅力です。

「オオズワイガニ」は北海道で昔からとれていたカニですがその数は少なく、他の漁に混じって少量獲れる程度でした。しかし、2023年頃から大量発生が報告されており、カレイなどの漁で大量に入り込んで、魚や網を傷つけるという被害も発生しています。
海の環境変化によるものと言われていますが、この大量発生がどれだけ続くのか、このまま定着するのかなどまだ明確なことは解っていません。

オオズワイという名前の通り大型に育つのですが、北海道で漁獲されているものは200〜400gほどと小さめで、選別や加工にも手間がかかります。また、対応した加工場も準備が無いということでなかなか販売に至ることができずに、漁師を困らせていました。

当店は2023年の大量発生当時から現地メーカーと共に商品開発に取り組み、オオズワイガニを新しい特産品にできないかと、取り組んでまいりました。現在当店ではオオズワイガニの商品を複数展開しています。

オオズワイガニのむき身ポーションです。一般市場にはほとんど出回らない飲食店向けの業務用規格です。
オオズワイにお勧めの調理法「カニしゃぶ」も楽しめます。
設備を整えることで活ガニのうちにスピーディーに加工することが実現しました。解凍すれば刺身でも食べられる鮮度でお届けします。
サッと湯にくぐらせて、中がレアくらいでお楽しみください。

またボイル済み姿のオオズワイガニもございます。解凍してカニミソまで楽しんでください。
写真のようにハーフカットにしてカニ汁にしても良い出汁が出て美味です。

産地箱にたっぷり３キロ入った規格がございますので、カニ好きの方はこちらで思う存分お楽しみください。

さらに、活のオオズワイのメスだけを使って、特製タレでじっくりと漬け込んだ「カンジャンケジャン風 醤油漬け」も試作しました。
トロっとした生オオズワイの食感に、卵の食感・旨味、甘辛い醤油ベースのタレが染みて日本酒やマッコリ、ワインなどに良く合う一品ができました。

こういった商品開発も通じて、オオズワイガニの消費拡大に貢献してまいります。