6月上旬から初夏にかけた短い期間しか流通しない、新鮮な生らっきょう!
鳥取砂丘に隣接する福部町で砂地栽培される「砂丘らっきょう*」
砂地で育つ福部のらっきょうは皮が薄く繊維が緻密で、シャリシャリした食感が際立ちます。また、透き通るような白さも魅力です。
<美味しさの秘密>
砂はきめが細かく保水力に乏しいため、砂地の畑では与えた水分がすぐに失われる上、肥料もすぐ流出してしまいます。
ところが水分や栄養を一気に吸収できない分、らっきょうの球はじわじわと育つため、1枚1枚の皮が薄く何重にも重なりあって、ギュッと締まった粒になります。
*「砂丘らっきょう」および「ふくべ砂丘らっきょう」は、地域の風土や特性が産物の品質、特徴と結びついた産品として、農林水産省の地理的表示保護制度(GI)に登録されています。(農林水産大臣登録第11号)
※画像はイメージです。
消費期限 | お早めにお召し上がりください。 |
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保存方法 | 冷蔵 |
【鳥取県福部町】
砂丘らっきょうの大産地、鳥取県福部町は地元でも高い評価を受けています。「福部らっきょう加工場」は、昭和56年に設置されて以降、「福部に砂丘らっきょう有り」と広く認知されるらっきょうの聖地です。選果場も併設され、収穫したての新鮮な生らっきょうをすぐに塩漬けに出来る最高の環境が整っています。
【らっきょう畑の四季折々】
●7月下旬〜8月末:らっきょうの植え付け
らっきょうは7月下旬から8月末頃にかけて植え付けをします。太陽の熱い日差しに加え、鳥取砂丘からの照り返しは大変厳しいもので、昼間の地表温度は60℃にもなります。そんな環境の中、1粒1粒手作業で植え付けるというとても大変な作業を行います。1人で、1日平均1万粒もの植付けをするそうです。
●10月:らっきょうの花、開花
秋になると紫色のらっきょうの花が一斉に咲きます。らっきょうの花は、淡い紫色で「砂丘のラベンダー」とも呼ばれるほど。その光景は「ラベンダー畑」を思わせるほどの絶景で、大変美しいものです。
●12〜2月:冬の寒さにも負けないらっきょう
砂丘らっきょうは、冬の日本海から吹きつける厳しい風雪に耐えてじっと春を待ちます。冬が厳しければ厳しいほど、色白で堅く引き締ったらっきょうに育ちます。夏は地表面温度60℃、そして冬は氷点下という過酷な条件で育つ砂丘らっきょうは、生命力の塊といえます。
●翌年5月末〜:ついに収穫
らっきょうの収穫は冬を越し、翌年5〜6月にやっと収穫できます。収穫は最近では機械で掘り起こしますが、以前はすべて手作業でしたのでとても大変な作業だったそうです。