小野桃園の 完熟ネクタリン 『黎明 (れいめい』 山梨県産 約900g×2箱 化粧箱入 （1箱:3〜4玉入）※常温 産地直送

山梨県 小野桃園 三代目
小野 晃良

小野桃園の二代目、父・勝秋さんより継承し持続を目指す桃農家「小野晃良さん」。
勝秋さんは関東農政局長賞などの栄誉を獲得するほどの凄腕の生産者で地域でも有名です。 大きな背中を見て育った晃良さんは、新時代を見据える農業を目指し始めました。

晃良さんは農業系の学校を卒業後、ネクタリン栽培の先駆者と言われる丹沢隆さんの元で学び小野桃園の桃農家三代目として2013年に就農しました。

完熟した「黎明」の美味しさに
衝撃をうけました。

小野さんは、農業系の学校から研修先としてネクタリン育種家で一流の生産者でもあるの丹沢隆さんの元に行かされた際は、 「なんで桃農家になるのにネクタリンの先生のもとに修行に行くのだろう」と思ったそうです。しかし、そこでネクタリンの美味しさを知ります。

丹沢さんが作るネクタリン「黎明」は、天候に恵まれたときは、
完熟品で糖度24〜26度にもなり、圧倒的な美味しさだったのです

黎明は山梨県の試験場で1984年に生まれた品種ですが、美味しさが知れ渡る前に廃れてしまったのです。 その理由は、生産者の"早もぎ"が原因でした。ちゃんと熟せば、驚くほど美味しいのに、流通を考えて、酸味が強い状態で収穫されることが多かったために、ほとんど日の目をみることなく廃れてしまったのです。

本当に美味しいから
是非、食べてほしい品種です。

ご自分でも黎明の木を3本植えている小野さんですが、師匠である丹沢隆さんが高齢になり栽培が難しくなってきたため、園地を引き継ぎ、ネクタリン黎明の栽培を本格的に開始しました。

とは言え、ご自身の園地だけでも手いっぱいの中で、さらに多くの園地を管理することは、本当に大変なことです。日本の農業は、後継者問題が深刻です。 小野さんが子供のころ、同地区で130人いた生産者の後継者は、現在は20人程度しかいないそうです。

自分に桃栽培を教えてくれた師匠が長年かけて作ってきた土と木を守りたい一心で作っていますが、園地を引き継ぐことができる腕のある若手生産者がいないのです。

私達が美味しい農作物を食べることができるのは、決して当たり前ではないのです。多くの国では、自国の農業を守るために公務員として100％税金で農業をやっている国も多くあります。 そうでなければ、毎朝4時半から収穫作業をして夏場は休みがない、大変な農業を自らやりたい人は、なかなかいないのです。

※糖度は参考まで。
保証するものではありません

2023年7月、小野さんから「黎明」が届きました。
3玉しか計測していませんが、糖度は低いもので14度超、高いものは18度超が出ました。
味覚的にも濃厚で甘いです。

一週間ほど前に園地を訪れた際は、糖度計では14度がでても、酸っぱくてカチカチのネクタリンでした。
それが、ここまで柔らかくて甘くなジューシーな果肉になることに驚きました。

糖度選別はしませんが、完熟に近づけて収穫しているため、 糖度は最低でも14度程度、高いものは20度程度になるそうです。

小野さんイチオシの「黎明」をお楽しみください。