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家康も愛した縁起物 「一富士、二鷹、三茄」はこの茄子が由来
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徳川家康が好んで食べたとして知られる折戸なす（おりとなす）です。
2005年に国の研究機関から種子を譲り受け、三保の生産者とＪＡが交配を重ねて研究し現在の品種が生産されるようになりました。関係者が一丸となって復活に取り組み、2007年から出荷が始まりました。
三保の土地は温暖な気候で年間を通して寒暖の差が少なく、なすの生産に適しています。400年前にも家康に献上していたほどなすを収穫していました。とはいえ、気候に甘えるばかりでなく、農家達は試行錯誤を続けています。一番美味しいのは5〜7月。大切に育てられ旬を迎えたなすをお届けします。
形状は加茂なすに似ていて、艶やかな美しさとへたのトゲが印象的です。
肉質は緻密で、火を入れれば甘くとろけるような食感です。
煮崩れしにくく、油との相性も抜群。煮物や天ぷら等との相性もよいです。
一押しは豚バラ肉とあわせていただく茄子丼です。揚げびたしも美味。様々なお料理でお楽しみください。
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| 賞味期限 | 生鮮品のため、お早目にお召し上がりください。 |
|---|---|
| 消費期限 | |
| 保存方法 | 野菜室などで水分が飛ばないよう保存ください。 |
| 販売情報 | 販売期間：'20/10/1 00:00 ～ '21/1/15 10:00 販売終了 |
海に囲まれた静岡県静岡市清水区の三保・折戸地区は、温暖で日照時間が長く、砂地で作物の生長が早いことから、促成栽培(早出し)の発祥地といわれています。名勝「三保松原（みほのまつばら」は平成25年に「富士山〜信仰の対象と芸術の源泉〜」の構成資産として、世界文化遺産に登録されました。折戸なすは三保松原にほど近い地域にあり、「JAしみず折戸なす研究会」の生産者が栽培をしています。
正月の初夢に見ると縁起がよいとされることわざ「一富士 二鷹 三茄子(ナスビ)」のなすとも言われています。徳川家康公が駿府に在城中、当時すでに早作りのなすが存在し、徳川家に三保から折戸のなすを献上していたとの記録が残っています。折戸なすは当時栽培していたなすにつながると考えられています。
明治以降、農業情勢の変化のあおりで栽培が途絶えました。しかし、国の研究機関で保存されていた折戸なすの種を譲り受け、生産者と関係機関の連携のもと試験栽培を開始。平成17年に復活を果たすこととなりました。毎年、収穫の最盛期を迎える前になると、徳川家康公を祭る「久能山東照宮」に初物の折戸なすを奉納し豊作を祈願しています。
