そずり鍋とは、牛の骨の周りの肉をマグロの中落ちのように骨からそぎ落とした肉、野菜、豆腐などを入れた料理です。地元の方言で“削ぐ”を“そずる”ということから「そずり鍋」と名付けられたといわれています。そずり肉の濃い旨味がしっかりと染み込んだ野菜、豆腐、こんにゃくは素晴らしい味わいです。
そずり鍋のはじまりは江戸時代。当時、日本では牛肉を食べることが禁じられていましたが、津山藩は薬として食べる「養生食」として肉を食すことを許されていました。津山では肉食文化が発展し、そずり鍋や干し肉などの肉料理が親しまれてきました。
この鍋セットには、そずり肉だけでなく、野菜、豆腐、こんにゃく、出汁、〆の麺がセットになっています。
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| 店舗 | 地域商社曲辰 |
|---|---|
| 商品番号 | M005-023-3-00003 |
| セット内容 | 牛そずり肉300g、出汁1000ml、ごぼう1袋 、にら1袋、白ネギ1袋、えのき茸1袋、とうふ絹1パック、こんにゃく1パック、やきそば麺2玉、ゆずこしょう |
| 原材料名 | 【そずり鍋出汁】みりん（国内製造）、醤油、かつお風味調味料、昆布茶/調味料（アミノ酸等）、酢酸Na、酒精、（一部に小麦粉、乳成分、大豆を含む） 【木綿豆腐】丸大豆（岡山県）/凝固剤（塩化マグネシウム） 【牛そずり肉】国産牛肉 【焼きそば】小麦粉、小麦たん白、かんすい、クチナシ色素 【こんにゃく】こんにゃく芋（国産）、こんにゃく精粉（国産）、海藻粉末/こんにゃく用凝固剤（水酸化カルシウム） 【野菜】けずりごぼう（岡山県）、えのき茸（長野県）、白ねぎ（岡山県）、にら（高知県） 【ゆず胡椒】唐辛子ペースト（国内製造）、柚子皮、食塩、米発酵、調味料、柚子果汁、唐辛子末/増粘剤（加工澱粉）、調味料（アミノ酸等）、香料 |
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| 消費税率 | 8%軽減税率 |
| 消費期限 | パッケージに記載（目安として3日） |
|---|---|
| 保存方法 | 冷蔵 |
| 出荷期間 | 1/8 ～ |
| 販売情報 | 販売期間：'23/10/2 00:00 ～ |
岡山県津山の食肉文化
天武4年（675年）の肉食禁止令（牛馬犬猿鳥ハ食スナカレ）の発布以降、明治4年まで、日本では、およそ1200年にわたり牛馬の肉を食べられませんでした。肉食禁止の背景には、牛馬が農耕に大きな役割を担っていたから、また仏教の教え、など理由は様々です。
しかし、江戸時代には、例外的に彦根藩と津山藩で「養生食い（滋養強壮のために肉を食べること）」が黙認されていました。
もともと、津山は山陰と山陽を結ぶ交通の要所として発展し、705年には農耕や輸送に用いるための「牛の市」が開かれた地域です。 その長い牛文化の歴史の中で、「干し肉」のほか、「そずり鍋（あばら肉を削った肉を使った鍋料理）」、「ヨメナカセ（牛の心臓に繋がる大動脈）」、「津山ホルモンうどん」といった独特の牛肉料理が生まれました。
