マグレカナールとは
「マグレ」=むね肉
「カナール」=鴨
名前の通り、マグレカナールは「鴨のむね肉」です。しっかりとした肉質と、濃厚な旨味そして芳醇な香りを感じさせるマグレカナールはその価値が世界中で認められていて、かつて偽りのマグレカナールが市場に出回ってしまったことがあります。今では「マグレカナール」を名乗るために一定に基準が設けられています。
元々、マグレカナールは食用ではありませんでした。
それは世界三大珍味の1つ「フォアグラ」を採取された後の“副産物”とみなされていたから。
農産者たちだけで食べていたものが「あれ、美味しい!!」と評判になり、次第に市場へ出回っていきました。
香り高く、しっかりとした肉質
今回ご紹介するマグレカナールは、フォアグラを採取するため品種改良された「ミュラール種」から得られるもの。フォアグラ独特の芳醇な香りをまとっています。この高級感、他のお肉では味わえません!「ミュラール種」は他の鴨に比べ、体が大きく肉質が引き締まっています。しっかりとした肉質とフォアグラ由来の芳醇な香りを存分にお楽しみください。
この存在感で、とってもお手頃!
100gあたり370円というと、フォアグラや霜降り肉よりも手が伸びやすい価格です。
フォアグラを採った後の鴨のむね肉という位置づけだから、価格は跳ね上がりません。
「おいし〜いものを取り寄せたい‼」とわざわざ検索してくださっている皆様!
そんなグルメな皆様だから、おすすめしたいのです。霜降り肉も良いのですが、もっとお求めやすい価格の、かつ高級感溢れる「マグレカナール」をご自宅で楽しんでみませんか?
〜安心・安全 お守りします〜
生産者がマグレカナールをいつ、どこで生産したか把握するためにトレーサビリティを確立しています。鴨のふ化から、飼育、肥育、カット、パッキングまで製造ロット番号で管理することをいいます。例えば何か問題がある商品に関して、その製造ロット番号に該当するものを全て把握し、とりまとめて検査することができます。商品の品質を厳守することで、お客様のもとへ安心安全な商品が送られているのです。
高級レストランで食べられるようなロゼ色へ焼き上げ手順をご紹介します。
「どうやって料理すればいいのかな」と、私は感じていました。が、聞けば簡単!!基本となるポイントをおさえるだけ!
〜その1〜
約1日間、冷蔵庫に移して、ゆっくり解凍してください。徐々に解凍することで、お肉の細胞が傷つけられず、旨味が逃げていきません。調理する約30分前に冷蔵庫から取り出して、室温に戻します。
次に、皮に切れ目を入れます。
赤身が見えるくらいまで、繊維に沿って切れ目を入れてください。
〜その2〜
皮面を下にして、弱火でじっくり焼き始めます。たっぷりの脂が溶け出すため、調理油は要りません。
〜その3〜
10分前後もすると、こんがりきつね色になるので、そのタイミングでひっくり返してください。反対側もきつね色になるまで、そのまま弱火でじっくり焼いてください。あせりは禁物!ゆっくり時間をかけてください。
〜その4〜
両面きつね色に焼きあがったら、アルミホイルで包み、余熱でゆっくり火を通していきます。ここがとっても大事な工程です。
あっつあつのむね肉をカットしてしまうと、流れ出した肉汁と一緒に素材の旨味が逃げてしまいます。余熱で寝かせることで、肉汁の中に閉じ込めることができます。アルミホイルを二重、三重にするとより保温効果があります。5分後にアルミホイルから取り出してください。
ロゼ色に仕上がったら大成功!!スライスした後に、少量の塩だけで美味しく召し上がれます。素材そのものの旨みを味わっていただきたいので、まずは塩だけでお召し上がりください!
オレンジジュース・バルサミコ酢・蜂蜜を鴨むね肉から出た少量の脂と混ぜて煮詰めれば、さっぱりオレンジソースが!
同じように赤ワインと濃い口しょうゆを煮詰めれば、鴨肉の旨みと相性ぴったりなソースの出来上がり。