葛西市場よりお届け『7月のお花　春原さんのトルコキキョウ(品種：NFカシス)』長野県産 生花 5本前後 簡易包装　※冷蔵

【トルコキキョウ】
別名リシアンサスとも呼ばれるリンドウ科の植物です。原産国は北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部などと言われています。
名前にある「トルコ」という名前は国名のトルコと関係があるわけではなく、一説によると花や蕾がトルコのターバンに似ていることや、原種の花の色がトルコ石に似ていることからついたともいわれていますがはっきりとはしていません。「キキョウ」は原種が桔梗の花に似ていることが由来とされています。

19世紀、イギリスから園芸種としてヨーロッパ各地に広まっていきますが気候がうまく適応しなかったことに加え、第一次、第二次世界大戦の影響で全滅してしまいました。
一方、日本にはアメリカを通じて原種が1930年代に伝わってきたといわれています。同じく戦争により栽培が一時は中断となりましたが、静岡や長野、千葉など一部の農家で細々と栽培を続けていたことから戦後一気に品種改良が発展します。紫色からピンクや白色、緑色など発展し、咲き方も八重咲、フリンジ咲、一重咲など多種多様にわたりました。 そのため世界に流通するトルコキキョウのほとんどが日本産であり、300以上ある品種も7割が日本生まれのものです。 ７〜9月にかけてが出荷の最盛期で花言葉は「優美」「清々しい美しさ」など見た目に準じたものです。
今回は品種はNFカシスです。NFは（中曾根フリンジ）の略称で育苗家の中曾根さんが開発したと意味です。紫色は「希望」という言葉が付きます。

【春原勇太さん】
長野生まれ長野育ちの花農家です。もともとは東京でスポーツ量販店に勤めサーフィンをやっていましたが、長野に戻り、トルコキキョウ農家の塩沢さんのもとで修業後、独立。2021年で5年目を迎えました。年間で4万本、40種ほどのトルコキキョウを奥様と2人3脚で栽培しています。小規模なこともあり東京・神奈川・京都の３つの卸売市場だけに卸しています。今回のNFカシスは1,500本ほど栽培してします。

【葛西市場とは】
江戸川区・葛飾区・墨田区及び江東区等の区部東部地域を主な供給対象地域にして、青果物及び花きを取扱う市場です。花き部は、1995（平成7）年に花き流通の合理化や近代化を図るため、当時あった4箇所の花き地方卸売市場（両国生花、亀戸生花、江戸川生花、江戸川園芸）を統合し、中央卸売市場で扱うようになりました。